今秋の学会報告
時が経つののは早いもので、もう12月になってしまいました。
秋は学会シーズンですが、今秋は日本鼻科学会(前回報告済)に続いて10月24日(木)に日本めまい平衡医学会@富山国際会議場、11月17日(日)に日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会@名古屋国際会議場に出席しました。いつも通りの日帰り弾丸です。
めまい平衡医学会は、台風19号の影響で北陸新幹線で富山に移動できない状態であったのにも関わらず、予想に反して盛会でした。
早朝の飛行機での富山入りで口演を聴く時間もあまりなかったのですが、ポスター演題が中心の学会ということもあって、現地滞在時間が短くとも幅広い知識を得ることができました。
帰りは 富山〜(北陸新幹線)〜糸魚川〜(えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)〜直江津〜(北越急行ほくほく線)〜越後湯沢(←駅構内のぽんしゅ館は超オススメです)〜(上越新幹線)〜東京 と約5時間の長旅になりましたが、学会のおさらいなど色々できて有意義でした。
専門医講習会では、今回せっかくなので「睡眠時無呼吸」と「内視鏡下耳科手術」の実技講習を受けてみました。
当院でも睡眠時無呼吸に対する簡易検査までは行っていますが(終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査やCPAP治療は専門施設にお願いしています)、実技講習では簡易無呼吸診断装置やCPAP装置を実際に装着したりもしつつ、知識をアップデートすることができました。
経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)は近年の耳鼻咽喉科領域のトピックスの1つです。
鼻副鼻腔手術で使い慣れた内視鏡ですが、耳科手術に関してはずっと顕微鏡だけだったのでTEESは貴重な経験になりました。
1人15分で精巧に作られた3Dモデルの外耳道壁を削って上鼓室を開放、キヌタ骨・ツチ骨頭を摘出、耳小骨を再建するのはややハードでしたが。
今度の土曜日、12月14日は総合アレルギー講習会出席のため、休診とさせていただいています。
予約が取りづらかったり、お待たせする時間が長くなったりする日も増えてきた今日この頃ですが、ご容赦いただければ幸いです。