耳鼻科用コーンビームCTを導入し、今まで他院に依頼していたCT検査を当院で行うことが可能になりました。
内視鏡やレントゲンでも副鼻腔炎の有無はある程度分かりますが、CT検査を行うことにより、上顎洞・前頭洞・篩骨洞・蝶形骨洞に分かれている副鼻腔のどこが、どの程度悪いのか、また手術をした方が良いのかなどをより的確に診断することが可能になります。 また副鼻腔真菌症、歯性上顎洞炎、副鼻腔嚢胞、鼻副鼻腔腫瘍など、特殊な鼻副鼻腔疾患の診断も可能です。
撮影時間は約15秒、検査時間(設定から画像表示まで)も2〜3分程度と短時間で済みます。 被曝量が非常に少なく(通常のヘリカルCTと比較して約37分の1)、身体に優しい検査です。
検査費用は3割負担の場合、3,390円となります。他院に依頼して通常のヘリカルCTを撮影した場合の約半額です。 経済的負担だけでなく、依頼先までの移動距離がなくなるので時間的負担も少なくなりました。 ただし、頸部(甲状腺や唾液腺、頸部リンパ節)など鼻副鼻腔以外の部位や造影剤が必要な場合は、従来通り他院に依頼させていただくことになります。