鼻の粘膜におけるアレルギー疾患で、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりが主な症状です。通年性ではダニやハウスダストが主な原因で、季節性ではスギ(春)、ヒノキ(春)、カモガヤ(夏)、ブタクサ(秋)などの花粉症が中心で、しばしばアレルギー性結膜炎を合併して眼のかゆみが現れます。典型的なアレルギー性鼻炎では、鼻の粘膜が白くむくんでいて、水のような鼻みずが大量に出ています。鼻みずの中には多数の好酸球が含まれています。
特定のアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)に対する血液中の抗体の有無を調べる検査です。アレルギーの原因を特定することにより、適切な治療を行うことができます。当院で行っている検査は以下の通りです。3割負担の場合、検査費用が約5,000円かかります。
あらかじめ決められた8種類のアレルゲン(ヤケヒョウヒダニ、ゴキブリ、ネコ皮屑、イヌ皮屑、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ)を同時に調べることができます。検査は指先から少量の血液を採取するだけですのでお子さんには適しておりますが、検査項目数が少ないため大人の方にはおすすめしておりません。
* 当院では3歳未満のお子さんに対するアレルギー検査は行っておりません。* 3歳以上かつ未就学児のお子さんは診察時にご相談ください。診察時に一人でじっと座っていられるお子さんであれば大抵は検査可能です。
調べられる項目数は最大13種類ですが、自由に項目を選択することが可能で、検査の精度が最も優れています。
*当院における標準検査項目:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト、ネコ皮膚、イヌ皮膚、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、アスペルギルス、アルテルナリア
あらかじめ決められた36種類のアレルゲン(コナヒョウヒダニ、ハウスダスト1、ネコ皮屑、イヌ皮屑、オオアワガエリ、カモガヤ、 ブタクサ混合物1、ヨモギ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、カンジダ、アルテルナリア、 アスペルギルス、ラテックス、トマト、モモ、キウイ、バナナ、ゴマ、ソバ、小麦、ピーナッツ、大豆、米、マグロ、サケ、エビ、カニ、ミルク、豚肉、牛肉、鶏肉、オボムコイド、卵白)を1回の採血で調べることができます。
* 食物アレルギーの確定診断には本検査のみでは不十分で、負荷試験などが必要になります。
* お子さんに対するアレルギー検査は6歳以上とさせていただいております。ご了承ください。
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