本日は土曜ではかつてないほどの大混雑となってしまいましたが、お待ちいただいた皆様ありがとうございました。
一昨日になりますが、世話人を務めるAllergic Night 12thに参加し、ミニレクチャーの座長を務めさせていただきました。
印象に残ったことを以下に記してみました。
〈好酸球性副鼻腔炎の免疫抑制機能について〉
・好酸球性副鼻腔炎では、Th2細胞Th2 like Treg(IL-33受容体(ST2)を発現してTh2サイトカインを産生)の割合が高い。
・慢性副鼻腔炎では、IL-10・IL-35(共に炎症制御作用を持つ)・IL-27(Th1分化誘導作用+免疫抑制作用を持つ)が低下しているが、特に好酸球性副鼻腔炎ではIL-27が低下しており、免疫抑制機構が十分に機能していない可能性がある。
〈アレルギー疾患の発症予防について〉
乳児湿疹&アトピー性皮膚炎→特に食物アレルギーと密接に関連している。気管支喘息やアレルギー性鼻炎などとも。
皮膚のバリア修復(保湿剤やプロアクティブ治療など)や早期摂取によるアレルギー予防のエビデンスが増えている。
〈アレルギー性結膜炎の鑑別について〉
・乳頭性結膜炎は上眼瞼に、濾胞性結膜炎(感染性が多い)は下眼瞼に生じやすい。
・細菌性結膜炎では特に淋菌に注意(角膜に穿孔を生じる)。
点眼薬アレルギー→濾胞性病変が強い場合は注意。
スギ花粉接触皮膚炎症候群→一部の点眼薬(アンレキサノクス・ケトチフェンフマル酸塩)では注意が必要。
日本橋浜町耳鼻咽喉科