舌下免疫療法とは
アレルギーの原因であるアレルゲン（抗原）を、少量から徐々に量を増やして繰り返し投与して身体をアレルゲンに慣らし、症状の改善や根本的な体質改善が期待できる治療法を「アレルゲン免疫療法」といいます。
舌下免疫療法はアレルゲン免疫療法のひとつで、アレルゲンを含む治療薬を舌の下に投与します。
注射による皮下免疫療法との違いは？
舌下免疫療法は注射のような痛みがなく、自宅で服用できるため、頻繁に通院する必要がありません。また、アナフィラキシーなどの重篤な副反応も少ないとされています。
治療を受けられない方は？
- アレルギー性鼻炎の原因がスギ花粉やダニではない方
- 治療薬でショックを起こしたことがある方
- 重症の気管支喘息がある方
- 5歳未満の方
- 妊娠されている方、近いうちに妊娠を希望される方
- 悪性腫瘍(がん)や、免疫系の病気がある方
- 抜歯後や口の中の術後、または口の中に傷や炎症がある方
- ステロイドの内服薬や注射薬を使用されている方
- 非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害薬を使用されている方
- 重症の心疾患、肺疾患および高血圧症がある方
※高齢者の方や、スギ花粉やダニ以外のアレルゲンに対して反応性が高い方は、舌下免疫療法の効果が十分に得られない可能性があります。あらかじめご相談ください。
当院で受けるメリット
舌下免疫療法は内科でも行っている治療法で、行うこと自体に変わりはありません。
しかし、当院では、はなの状況を常にみて確認しながら進めることが可能です。そのため、様子をみながらレーザー治療を追加するなど、きめ細やかな治療をすることができます。
